アマランサス(Amaranthus)
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最近注目されているのが、雑穀カテゴリーのスーパーフードです。アマランサスはキヌアの次にブレイクすると言われている、今注目のスーパーフードでもあります。
アマランサスは栄養価が豊富なスーパーグレイン(驚異の穀物)とも呼ばれている擬似穀物。
世界保健機構(WHO)ではアマランサスを「未来の食物」と称しており、NASAでも宇宙飛行士の食料として取り入れられたりしています。
日本では江戸時代くらいから東北で「赤粟(あかあわ)」として栽培されており、秋田県や岩手県産の完全無農薬のアマランサスを購入することができます。
青森県の恐山で修行する修行僧たちがアマランサスを食べながら修行していたことから「仙人穀」と呼ばれたという説もありますよ。
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実は日本では古くから食べられていたアマランサス。日本におけるスーパーフードの定義のひとつでもある、古くから食べ続けられていたというのがランクインの理由のひとつなんです。
雑穀のスーパーフードを最も手軽に取り入れる方法は、お米と一緒に炊飯器に入れて一緒に炊飯する!これが一番簡単ではないかと思います。
カロリーを抑えたりちょっとしたアクセントにもいいですね!
テフ(Teff)
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2015年にはあまりその名を見かける事がなかったテフが第2位にランクインしました。
筆者が知る限り、まだ日本ではほとんど市販品を見かける事がないと思われます。エチオピアで栽培され主食とされているテフは、イネ科スズメガヤ属の植物です。
床に落としたら見失ってしまうくらい粒が小さいことから、アムハラ語の「見失う」を意味する「テフ」と名付けられたんだそう。面白いですね。
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しかし、残念ながら調べてみたところ、現在テフは輸出禁止の食材となっています。
テフは種捲きから種子の脱穀まで、その全ての行程を手作業や家畜で行っている為、大量生産が出来ないんだそうです。
その為、国民の主食であるテフを守るようにと国外への輸出に制限がかかっています。
実はスーパーフードにはこういう制限がかかっている物が結構多く、日本でのブームやそれに伴う需要の増加によって、最近になってやっと日本へ入って来たものの方が多いのです。
ワイルドライス(Wild Rice)
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ワイルドライスと聞くと「野生のお米?」と思いがちですが、イネ科マコモ属の草の実の事をそう呼びます。
ミネラル分の豊かな水辺に自生する、マコモダケの種子です。
名前にライスとつくので、米の一種と混同されがちですが米ではないのでご注意を。
最近になってスーパーフードおよびスローフード食材として注目を集めるようになり、スープの具材や雑穀のブレンドなどにも活用されています。